オリフラム
第一弾は2020年フランス年間ゲーム大賞(As d’Or – Jeu de l’Année)の一般部門で大賞に輝いた。
その第二弾「紅蓮」がアークライトから発売される。延期の末、9月9日予定。
カードを置く。公開するか否か選ぶ。
やることはたったこれだけだが、うなるような心理戦が繰り広げられる。
第一弾はBGAでプレイ可能。
詳しいゲームの流れは他のレビューサイト参照
【ゲーム紹介】オリフラム (Oriflamme) | ニコボド|ボードゲームレビュー&情報系ブログ
第一弾のカードを振り返りながら、第二弾のカードを通覧する。
第一弾のカード
射手 | カード列の両端のカードのうち1枚を対象として選び、破壊。1影響点を得る。 |
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兵士 | これと隣接するカードのうち1枚を対象として選び、破壊。 1影響点を得る。 |
世継ぎ | これと同じ名前のカードが公開されていないのなら、2影響点を得る。 |
密偵 | これと隣接するカードのうち1枚を対象として選び、その担当プレイヤーから1影響点を奪う。 |
公爵 | 1影響点を獲得する。これと隣接する自分のカード1枚につき、追加で1影響点を得る。 |
転身者 | これと隣接する公開状態のカード1枚を対象として選ぶ。これの効果は対象のカードと同じになる。 |
暗殺 | カード列の任意のカード1枚対象として選び、破壊する。その後、このカードを排除する。 |
勅命 | カード列の任意のカード1枚を対象として選び、スタック上ではない任意の場所に動かす。その後、このカードを排除する。 |
待ち伏せ | 他プレイヤーの効果によってカードが表向きにされた場合、4影響点を得る。そうでない場合は、1影響力を得る。その後、このカードを排除する。 |
陰謀 | これの上の勝利点トークンを得る代わりに、2倍の配置済みの影響点を得る。その後、このカードを排除する。 |
第一弾なだけあって、オーソドックスな能力が揃っている。
陰謀、公爵、世継ぎが得点リソース。転身者を公爵と並べると止まらなくなる。勅命でそうした状況を作り上げていく。
射手、兵士、暗殺で他プレイヤーを妨害する。他プレイヤーの暗殺等をを読んで待ち伏せを活用する。
第二弾「紅蓮」のカード
以下日本語訳は私が行ったもので、日本語版のテキストとは異なると思われる。
王子と双子 | 王子を公開したとき、双子カードを列に追加する。王子が破壊された場合、スタックがない双子も破壊される(逆も同様)。それぞれ1影響点を獲得する。 |
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殺人鬼 | 隣接するカードと、既に公開されている同じ名前の全てのカードを破壊する。2枚以上破壊した場合、影響点を獲得する。 |
策士 | カードのスタックに隣接するとき、このカードを破壊する。そうでなければ2影響点を獲得する。 |
女王 | 2影響点を獲得する。女王を破壊したプレイヤーは追加で1影響点を得る。 |
重罪人 | 各プレイヤーは、これと隣接するカードごとに1影響点を失う。 |
薬師 | あなたの別のカードに隣接するカードを破壊する。 |
簒奪 | 隣接するカードを破壊する。このカードを破壊したカードと同じ自分のカードに置き換える。その後、このカードを排除する。 |
プロット | あなたの公開済みのカードの効果を1回発動する。このカードの影響点分繰り返す。その後、このカードを排除する。 |
腐敗 | 腐敗トークンを公開済みカードに置く。そのカードはあなたのカードになる。その後、このカードを排除する。 |
待ち伏せ | 他プレイヤーの効果によってカードが表向きにされた場合、そのプレイヤーから3影響点を奪う。そうでない場合は、1影響力を得る。その後、このカードを排除する。 |
無印版と比べるとテクニカルなカードが増え、また他プレイヤーとの影響点の奪い合いが追加されている。
初めは第一弾で、慣れてきたら紅蓮を取り入れるのが良いだろう。