【国内新作予定】Dune: Imperium【ルール読み】
アークライトから完全日本語版の発売が発表されたDune:Imperiumの個人的まとめ
発売時期は不明(動画だと来月とか再来月とかボソボソ言っているような?)
注意:筆者は未プレイであり、本記事は公開されているルールや他のプレイレビューから得た情報の整理と推測であるため、実際のプレイ感とは異なる可能性があります。
基本情報
- プレイ人数:1〜4人
- プレイ時間:60〜120分
- 対象年齢 :13歳以上
デザイナーはポール・デネン(Paul Dennen)。過去作にデッキ構築+すごろくのクランクがある。
Clank!: A Deck-Building Adventure | Board Game | BoardGameGeek
クランク! 完全日本語版 | ArclightGames Official
世界観
SF小説『デューン 砂の惑星』を元にしている。
日本では2021年10月15日に映画が公開される予定。
アラキスは砂漠に覆われた過酷な環境で、砂虫(巨大なサンドワーム)が出没するが、その砂虫が産出するメランジスパイスは、人の意識を拡張させ、恒星間飛行や未来視など様々な超能力をもたらす秘薬でもあった。
人類は封建的な宇宙帝国を築いていた。しかし、帝国内では権力争いが絶えず、デューンのスパイスを巡る陰謀が渦巻いている。
ルール概要
ゲーム目標
- 勝利条件:最多勝利得点
- 終了条件:誰かが勝利点10点に到達又は10ラウンド経過
10点を目指すレースゲームである。
勝利点は4つの派閥に対する影響力トラック(レース)や、毎ラウンド行われる戦闘の勝利(一時的マジョリティ。ただし点数になるのは中盤以降)、カードのプレイによってもたらされる。
コアメカニズム
- ワーカープレイスメント+デッキ構築
より正確には、ワカプレのためにデッキ構築をする。アクションエリアにワーカーを置くためには、条件を充たす帝国カードをプレイする必要があり、帝国カードはデッキ構築によって獲得する。
帝国カードには概ね2種の能力があり、1つはアクションエリアにワーカーを設置する際に発動するもの、もう1つはカードを購入する際に発動するものだ(多くは購入資金になるだけ)。
ワーカーは3人までしか増えず、技術改良によって収入が増えたり、強いアクションが追加されるということもない。拡大再生産要素が薄い代わりに、適時にアクションを選ぶためには戦略的にデッキを改良(購入)する必要があるということになる。
ゲームに勝つという意味でも、何が楽しいかという意味でも、デッキ構築がこのゲームの本質部分であると考えられる。
ただし、カードのプレイはワカプレと共にあり、ワーカーは2、3体のため、コンボを繋げて沢山カードをプレイするということはない。デッキ圧縮の機会は少なく、最大でも10ラウンドのため、ドミニオンほどデッキが回転することもない。
帝国カードの他に、一度きりの即時効果をもたらす「陰謀カード」がある。これらは勝利点を得るものや、少なくない戦闘力をもたらすものがあり、ゲームにケレン味をもたらしている。
究極的には、戦略に合ったカードを買う機会に恵まれるか、プレイしたいカードを欲しいときに引けるか、強い陰謀カードを引けるかという運頼みになると思われるが、そんなチャンスを最大限に活かせるように備えることが求められるのではないだろうか。
リプレイ性
プレイヤーはゲーム開始前に8枚のリーダーカードから1つを選択するが、これがプレイヤー固有能力となる。
リーダの能力は、常時発動能力と、指輪アイコンのあるカードのプレイによって発動する指輪能力の二種類がある。
派閥とのシナジーや特定のアクションが強めになるといった程度で、プレイ感ががらりと変わるものではない。
リンク集
ルール・カード一覧(日本語)
Dune:Imperium関連(2/21用): AGWボードゲーム研究室
プレイレビュー(日本語)
ひだりの灰色 デューン:インペリウム / Dune: Imperium
デューン:インペリウムのレビュー by maro|ボードゲーム情報