未踏の青 ボドゲ別館

ボードゲーム日記

【BGG THE HOTNESS】Paleo

BoardGameGeek The Hotness 第1位(2021/7/21)

APaleo の個人的まとめ。

2021年ドイツ年間ゲーム大賞のエキスパート部門(KdJ)を受賞した。

boardgamegeek.com

基本情報

  • プレイ人数:1〜4人
  • プレイ時間:45〜60分
  • 対象年齢 :10歳以上

デザイナーはピーター・ラステマイヤー(Peter Rustemeyer)。

アートワークは、ピクチャーズやハダラのドミニク・メイヤー(Dominik Mayer)

ゲーム概要

デッキ構築+リソース管理+協力ゲーム。

すでにアークライトから日本語版が出ており、日本語のレビューも豊富に見られる。

受賞直前まではむしろ売れ残っていたように思うが、一気に品薄になった気がする。

パレオ ~人類の黎明~ 完全日本語版 | ArclightGames Official

パレオ レビュー評価など8件|ボードゲーム情報

www.youtube.com

その他

受賞後、BGGではPaleoのアートワークについての議論が活発になっている。

すなわち、カードに描かれる原始人がみな白人であるが、これは不当な"Whitewash"なのではないかという議論である。受賞前5月の時点で有名レビュー動画のShut up & Sit Downが言及していたが、そのような問題のあるゲームが受賞することを懸念する投稿が発端と思われる。

これに対しては、マンモスの生息地域や、現実に発見されている旧石器時代の洞窟絵画の所在地等から、Paleoの舞台はヨーロッパ大陸であると考えるのは合理的であるといった指摘や、マンモスがいた旧石器時代のヨーロッパ人の肌の色がわかるのか(筆者注:ググったところ、DNA解析による研究が進んでいるものの、後期旧石器時代からという学説もあれば、新石器時代からという学説もあり、確かなことは言えなさそうである。)といった指摘がなされている。

出版社は5月の時点で謝罪し、年内にミニ拡張を出して対応するとしている。